▼「なんで勉強しなきゃいけないの?」
「何で勉強しなきゃいけないの?」
この問いは、学生なら誰もが一度は思うことではないでしょうか。
なかには、子供にこの質問をされて、「いいから勉強しなさい!」と誤魔化してしまったことがある保護者の方もいるかもしれません。
私なりに、この質問に答えたいと思います。
「自分の可能性を広げるため」
以降の章で説明していきたいと思います。
▼大手企業でバリバリ働くサラリーマンの時代は終わり?
今後、日本において「働くこと」への価値観は大きく変わっていきます。
逆に言うと、日本では「働くこと」があまりにも重視され、人生を豊かにする他の要素(家族との時間、身体的健康、精神的健康、社会との交流、知的好奇心の充足、伝統の承継など)が軽視されているように思います。
この歪なバランスが正常に戻っていくことで、「働くこと」への考え方は大きく変わります。
つまり、「働くこと」以外に、何に重きを置いていくのかを自分で考えていかなければなりません。
また、驚くべきスピードで進化するテクノロジー、日本経済・社会の暗い未来を考えると、自分の頭で考えない人は必要とされない時代がやってきます。
これからの世代には、敷かれたレールを歩いていくだけの人生は用意されていないのです。
自分のことは自分で決めなければいけません。
「大手企業に入れば、一生安泰!」などということはこの先もうないでしょう。
▼大事なのは自分で決めること
人生において重要なのは、「何に重きを置くかを自分で決め、何をやるか」です。
家族との時間を何よりも一番にする、サッカー選手を目指す、芸術にひたすら向き合う、など人によって様々でしょう。
バリバリ働くんだ!という人もいるかもしれません。
▼知らないと決められない
「大事なのは自分で決めること」と前章で書きました。
しかし、経験や知識が何も無ければ何も決めることができません。
野球とサッカーしか知らない子供は、クリケットの選手には絶対なれないのです。
▼新しいことにチャレンジする
経験や知識を得るためにすべきことは、
「新しいことにチャレンジする」
これに尽きます。
「失敗は成功のもと」ということわざがありますが、私は「チャレンジ(して失敗すること)は成功のもと」だと解釈しています。
新しいことに出会った小さい子供のキラキラした笑顔と、毎日同じことの繰り返しの満員電車のサラリーマンの疲れた顔は対照的に見えるのは私だけでしょうか。
新しいことは何でも良いと思いますが、
・旅行をする
・本を読む(疑似体験)
・人と会う
これらの新しい体験から得られるものはとても大きいと思います。
▼勉強は土台
さて、ようやく勉強の話です。
新しいことに触れた時、知識があるのと無いのでは、考え方・感じ方に大きな違いが出ます。
例えば、富士山を見た時に皆さんは何を思うでしょうか。
美術を学んでいる人であれば、描写について
地政学を学んでいる人であれば、地形・地質・活火山について
生物を学んでいる人であれば、動植物について
数学を学んでいる人であれば、傾斜角度について
歴史を学んでいる人であれば、神社について
政治を学んでいる人であれば、県境について
山岳を学んでいる人であれば、登山について
それぞれ持っている知識や志向によって感じることは様々ではあると思いますが、
知識があって初めて、その観点から考えたり、感じたりすることができます。
ただ、「大きいなあ、綺麗だなあ」という感想では寂しいですよね。
つまり、勉強して知識を得ることで、様々な観点・考え方、広い視野を持ち、自分の可能性を広げることができます。
▼まとめ
いかがだったでしょうか。
勉強して知識を得ることは、広い視野で物事をとらえ、自分の可能性を広げていく土台となる。
そう私たちは考えています。
とは言え、学校の勉強や受験勉強で、どうしても興味の持てない科目も出てくると思います。
実際学生時代の私もそうでした。
個別指導塾フォルテでは、ただ勉強を教えるだけでなく、「自ら考え、自ら実行」をモットーに、少しでも生徒に新しいことを経験してもらい、広い視野を持つきっかけを提供できればと考えております。
ご不明やご質問等がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。