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【小金井校】過去問分析:中央大学附属中学校 国語・算数編

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中央大学附属中学校の過去問分析をやっていきたいと思います。

同校は2010年に新設された学校でありながら、

附属校ならではの受験勉強にとらわれない、

創造性、主体性を育む教育を強みにして非常に人気の学校です。

また卒業生のほとんどは中央大学に進学できるというのも大きな強みですね。

 

受験が目前に迫っている場合は、算数で頻出かつ苦手な分野に絞り込んで演習をするといいです。

 

さて、「過去問は学校の顔」ともいわれますので、

早速過去問分析に入っていきたいと思います。

 

国語~的確に素早く読み取る力~

出題形式

毎年文章2題の出題である。論説文1題と物語文1題の出題が多い。

漢字が5問程度出題され、独立した題問はないが言葉の知識を問う問題もしばしば出題されている。

記述問題はほとんど出題されず、まれに抜き出し問題がある程度。

記号で回答する問題が大半を占めている。

出題傾向と対策

同校の国語の特徴はなんといっても問題文の長さと問題数である。

まず、論説文・物語文ともに文章が非常に長くなっている。

文章の内容としては、まず論説文は「芸術論」や「経済論」など小学生になじみのない出題も多く、小学生には読みづらいと感じる文章も少なくない。

小説は、人の生き方や個性について描かれている文章が多くなっている。

どちらの文章も、学校側から「受験生に考えて欲しいこと」や「知っておいて欲しい考え方」がこめられた、メッセージ性の高い文章が出題されているように感じられる。

また設問は多い年に50題を超えるほど問題量が多い。設問形式は記述はなく、記述された文章の穴埋めを行っていくようになっいる。問題自体は基本的な内容把握を問うている問題が大半である。

 

対策としては、とにかく文章を速く正確に読む練習が肝要になるだろう。具体的には、やはり日頃の読書が重要になってくる。

また、文章は学校からのメッセージが詰まったものであるため、過去問演習が非常に重要である。時間配分の確認だけにとどまらず、文章内容を咀嚼し、理解するまで何度も復習すべきである。

 

算数~基本を丁寧に確実に~

出題形式

大問が5題程度の出題が多くなっている。

最初の大問では、計算問題が2題ほど出題され、その後様々な分野の小問が続く。

大問2番以降は標準~やや発展問題がバランスよく出題されている。

出題傾向と対策

全体として難問は出題されず、典型問題からややひねりを加えた程度の出題が多い。

そこで対策としては応用問題をたくさん解くのではなく、

典型問題をやり込むことが有効だろう。

以下大問ごとの出題範囲と具体的な対策を分析していく。

 

まず大問1の小問集合では、計算と平面図形が必出である。

計算は難しいものではないので、普段から正確に速く計算が出来るように訓練していれば問題ない。

平面図形は、「知っていれば簡単に解けるが、知らないと難しい問題」がよく出題されており、対策の有無が出来を左右する。小問は確実におさえたいため、平面図形の基本問題を入念にやり込むことが必須だろう。

また、計算と平面図形以外には、仕事算、約数倍数、割合、食塩水、速さなどの分野が頻出である。

 

2番以降の大問では、速さ、規則性、立体図形が頻出である。続いて、仕事算、ニュートン算、平面図形、約束記号、なども出題されやすい。

速さ、規則性、立体図形は合否を分けるような出題が多いため、これら3つの分野はやや応用問題まで含めて、演習を積んでおきたい。

また約束記号が苦手な場合は様々なパターンを演習しておくべきだろう。

2番以降はひねりがある問題も多いが、問題集に掲載されている典型的な問題が大半である。問題集と過去問をやり込むことで十分に高得点を狙える。

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