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桐朋中の国語①得意じゃない子はどうする?

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前回に引き続き、

桐朋中学の国語の解説をしていきます。

 

今回は特に、

国語がとくいではない子が合格点に達するためには?

というテーマで解説していきます。

 

1、国語が得意ではない子が、

 合格点に達するには?

 

国語では合格点にのっかればよく他科目勝負という方針であれば、

そこまで本格的な対策は必要ありません。

(実際、国語を正しく対策できている人はほとんどいないと思われます。

他科目勝負で何ら問題はないでしょう。)

 

 

文章は読みやすく、

設問も標準的なレベルのものを取れれば合格点に乗るためです。

 

 

 

「知識・漢字」と「読解」にわけて、

具体的な対策を解説していきます。

 

 

「知識・漢字」

「知識・漢字」は確実に得点できるようにしましょう。

 

知識はごく基礎的な内容のものを取り組んでおけば十分です。

(基礎ドリ国語など)

漢字も、

一通り小学生範囲の漢字を学んだあと、

何か標準的な問題集一冊をやり潰すというので十分です。

 

闇雲にさまざまな問題集に手を出すのではなく、

知識・漢字それぞれ一冊を完璧にしてください。

 

 

 

「読解」

 

読み方と、解答の仕方に分けて解説します。

 

読み方

 

読む際には、「体験・具体例と、感じたこと・考えたこと」に丁寧に線を引きましょう。

 

前述の通り、

本文は「自分の感じたこと、考えたことを、体験と合わせて語っていく」スタイルであることが多いです。

 

つまり、

「体験・具体例と、感じたこと・考えたこと」が整理されずに並び、

かつ「感じたこと、考えたことが少しずつ変化していく」文章になっています。

 

 

何も意識せずに読むと、

なんとなくいってることは分かったが、どこに登場人物(筆者)の感じたこと、考えたことが書かれていたのか全くわからないという事態が発生します。

 

 

それを防ぐために、

登場人物(筆者)の感じたこと、考えたことが書かれている部分で丁寧に線を引くことが大事になります。

(お子様に伝える際には、「大事なところに線を引く」ではなく、

「登場人物(筆者)の感じたこと、考えたことに線を引く」とより具体的に教えてあげてください。)

 

 

ある程度国語が得意な子でも、

過去問に取り組む際ははじめは線を引くことをお勧めします。

 

 

解答の仕方

合格点に届かせるためであれば、

正答できるようになる問題を絞ることが大切です。

 

具体的には、

脱文補充、一部の空欄補充、傍線部の付されていない記述問題を除いた問題です。

 

脱文補充、一部の空欄補充、傍線部の付されていない記述問題は、

時間がかかる上に難易度も高いため、

それ以外を確実に得点できるようになれば、十分合格点に達します。

 

 

 

では、

標準的な問題を解けるようになるためにはどうするか?

 

上述した難易度の高い問題以外は、

国語の解き方を身に着ければごく標準的な設問となっています。

 

より具体的に言うと、

傍線部の言い換えを本文から見つけ、

まとめる(説明)orつなげる(理由)ことができるか

という設問となっています。

 

 

つまり、

どの体験・出来事をうけて、どう感じ・考えたかを

まとめるorつなぐことさえできれば、正答することができます。

 

ある意味、

傍線部が「考え・気持ち」であれば付近の「体験・出来事」を解答し、

傍線部が「体験・出来事」であれば付近の「考え・気持ち」を解答していけば、

合格点に到達します。

 

 

読む際に引いた線を頼りに、

つなぎ合わせる練習を積みましょう。

 

 

教材は、

桐朋の過去問で十分でしょう。

 

10月ごろまで標準的な国語学習を積み、

それ以降桐朋の国語を開始して、

難問以外の解くべき問題で得点できるようにする

というステップを踏みましょう。

(難問=「傍線を引いた箇所」と「引いていない箇所」のつながりを確認するだけでは解けない問題=解けなくてよし)

 

 

大事なことは、

「言い換えを探す訓練をしている」ときちんと意識して取り組むことです。

(「傍線を引いた箇所」と、「引いていない箇所」のつながりを解き終わった後に

一緒に確認していく。)

 

 

どこが言い換えなのかという視点を常に持ち、

過去問に取り組むサポートをしてあげてください。

 

 

 

 

 

続いて、

国語が得意な子が、他と差をつけるためにすべきことを書いていきます。

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